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ワインのある暮らしのすすめ!もっと身近に味わおう

ファーマと畑

ワインとピースな付き合いを!ぶどう農家のなしきです。

ワインが日常的に飲まれるようになり、ソムリエという言葉はもはやワインだけには留まらず、野菜、チーズ、チョコレートまで、ソムリエ検定があるようになりました。それでもまだまだ、ヨーロッパの家庭のように食前酒として、「香りを楽しむために今夜はデキャンタで飲もうかしら?」なんて人は、日本にはそんなに多くありません。

ピクニックでワインを飲む

どちらかというと、何かしらの記念日に少しお洒落をして、いつもは行かないようなフレンチディナーへおでかけ。そんな時にソムリエに勧められて、なんとなく「じゃあ、それで」と頼んだワインを飲むという人のほうが、多いのではないでしょうか。そんな時のワインは、「少し緊張して、美味しいのかどうかわからなかったわ。」という事も。

ワインを好きな人は結構多いと思います。だけど種類も多く、高いものはどこまでも高いので、色々なものを飲み比べたり掘り下げるほど味わう事が、中々難しいかもしれません。ワインはとても高尚な趣味のようで、庶民は「ワイン好き」と公言するのがとてもハードルが高く感じてしまうものではないでしょうか。「産地とか品種とかより、もっと自由に味を楽しみたい!」と本音では思っているのに、なんとなく敬遠している人は決して少数派じゃないと思います。

ワイン

昔は僕もそうでした。今はそんな僕がワイナリーで働いて、ワインの面白さや楽しみ方を覚えました。きっとたった少しの知識さえあれば、同じように楽しめる人は多いと思うんです。そこでワインの面白さや楽しみ方を知ってもらえる、日本一敷居の低いワイン記事を書くことに挑戦してみようときめました。

なぜワインが敷居が高い飲み物に感じられるのか

ポージングした女性

これだけワインが普及している今でも、どうしてワインは敷居が高く感じるのかと言うことです。

例えばソムリエの試験の中では、「フランスのどの地域のどの村で、どの区画の畑の何の品種で誰が造ったか?」という所まで問題になります。フランスの国土は日本の約1,5倍もあり、主な地域だけで13種類、さらに細分化すると合計134種類にまで!本当に細かく分類分けがあり、覚える事がたくさんあります。これが高い敷居の正体のひとつです。

赤ワイン

もちろん好きな人は、マニアックに楽しんでいけば最高です!しかし、そうではない人にとっては「まずワインをどのように楽しむか?」ってことの方が、大事だと思います。

それとは別に、やはり値段も敷居が高く感じるひとつですよね。確かに高級なものはとんでもなく高級です。一番有名なところで言えば、ロマネ・コンティというワインがあります。

ロマネ・コンティ Romanee-Conti 6L DRC [1985]
ロマネ・コンティ Romanee-Conti 6L DRC [1985]
○1985年6L

人気の有るボトルナンバー8番です.ほとんどの方が見たことがない超幻のロマネ・コンティ[1985]年の6Lです。

すごく簡単に説明すると、ロマネ・コンティというのは、広〜いフランスの中のブルゴーニュ地方の“コート=ドール県ヴォーヌ=ロマネ村”にある、1,8ヘクタールの特別な畑で取れた、ピノ・ノワールという品種を使ったブルゴーニュワインです。

ワインを飲む風景

名前くらい聞いたことあるって人も多いと思います。何が有名って、そのお値段です。良作の年は一本100万で取引されます。希少価値が非常に高いからで、一本で100万円で買ったとしても、数年しっかり保存すればもっと高く売れる為、飲むためではなく投機の対象になっているという理由から、ここまで値段が高くなっています。

バー

一本100万で取引されたとして、銀座のバーでボトルを注文したならば、サービス料込みで150万くらいするんじゃないでしょうか。ちなみにニューヨークのクリスティーズで競売にかけられた最高額は、1985年で1ダース23万7,000ドル(一本あたり220万円)だそうです。この辺は雑学的に知っておいて面白いかと思って書いたのですが、そんな事よりも大事なのはここからです。

僕の調べではワイン好きな方でもさすがにこのロマネ・コンティを飲んだことがあるという方は非常に少ないみたいです。しかし夜のお仕事をしてるお姉さん達は、意外と飲んだことある人が多いみたいで「別に大したことなかった」という、ワインラバーが聞いたら憤慨しそうな感想を、聞いた事があります。

オレンジ色のお花

何が言いたいのかというと、『必ずしも一番高いワインが一番美味しい訳ではない!』という事です。好き嫌いは人それぞれありますし、どんな食事でもそうですが、誰とどこでどんな時にどうやって頂くか?それに尽きます。

まぁそれでも一度は飲んでみたいものですね!一本100万円のワイン!そして言ってみたい!「別に大した事なかったよ!」とね。

ワインを美味しく飲むのに必要なものは?

バックパック

今更ですが、僕は今年で32歳になる男です。20代前半をファッション業界に身を置き、必死に「お洒落ってなんだろう」って考えていました。そんな事を考えていたら、25歳で東京を出てオーストラリアで農業をしていました。

大自然すぎるオーストラリアにそれから2年、バックパッカーで色々なところを巡り、30になる歳で地元北海道に帰ってきました。色々と探していたところ、今のワイナリーで研修を受ける事になり、そして現在、10ヘクタールのぶどう畑で汗を流す毎日です。

ぶどう畑

そんな僕は、そこまで高価なワインを飲んだことはありません。だけど、価値観を変えてくれるような素晴らしいワインに出会った事があります。

それはどんなワインだったか。『ベルナール・マルタン・ノブレ・ヴォーヌ・ロマネ2002年』。価格は約1万円ほどです。もちろん高級なワインですが、その日のシチュエーションはワイナリーにあるログハウス、一緒に働く仲間が奮発して開けてくれました。

ログハウス

広がる花の香りの中に、とても高貴なフランスの歴史あるお屋敷に通されたような気品と温かみのある香り。今でも忘れることができません。このコメント、決して調子こいてるわけじゃありません。本当に素直にそう感じることができました。

ワインの素晴らしさを感じるのは、必ずしも高いワインじゃなくてはならないということではなくて、僕にとってはたまたまワインの素晴らしさや美味しさを、そのワインに教えてもらえたのだと思います。

ワインを美味しく飲む為に必要なものは、完全に持論ですが、やはりどこで誰とどんな風に飲むかが一番重要な気がします。

気になるワインの探し方

様々な種類のワイン

気になるワインの探し方です。それは簡単な話で、どんなワインがあなたの口に合うのか、色々試してみる事が大切です。先ほど書いたように、高いワインはいくつも存在します。だけど、手頃な価格のワインだってたくさんあります。むしろ最初はそれで充分だと思います。

一番のオススメは、ワインショップに行って店員さんに色々と聞いてみること。きっと色々と教えてくれますし、中には試飲ができるお店もあります。

都会の方では、一駅に3バルくらいはあるんじゃないか?と思うほど、バルが乱立しています。そう言った場所で気軽にワインを試してみて、美味しいと思うものに出会えば次はお店で買うというのもアリです。

バル

バルやレストランは飲食店なので、少し値が張ります。だけどワインショップで同じクラスのものを買えば、三分の一くらいで買うことができると思いますよ。色々と自分の好みがわかってきたら、ネットのお取り寄せを楽しむのもオススメです。

色々なシチュエーションで自由に味わい、自分の好みを見つけてください。

その土地を味わうという飲み物

ワイン樽

はっきり言って飲み切れない数のワインがこの世には存在していて、フランスやヨーロッパ諸国のみならず、アメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、南アフリカ、チリ、そして日本と作っている国をあげたらキリがありません。

僕も自分たちでワインづくりに関わっていますので、オススメしたいのは国内ワイン、そして北海道のワインです。とは言っても、海外のワインはとても美味しいです。フランスのものは、本場の伝統というか歴史を感じるワインも、お手頃な価格で手に入れることができます。

ぶどう

一方、日本のワインは全体的に「繊細さ」があるというのが特徴です。日本料理、寿司、天ぷらなどの和食と、とても相性が良いと僕も思います。

繊細さというのは抽象的に聞こえるかもしれませんが、これが色々なワインを飲み比べるとわかって来るような気がするのが、またワインの面白いところです。物作りや色々な仕事に関して、きっと日本人はどこか「繊細さ」を持っているんでしょうね。

ぶどう畑

そして日本ワインの歴史的な事やうんちくはひとまず置いておいて、皆さんの地元の近くにもワイナリーはきっとあるはずです。もし良ければ天気の良い休日はぶどう畑に直接足を運び、ワインを選んでみてはいかがでしょうか?

ぶどう畑はきっと、想像以上に人を癒す力があると思います。棚式のように空を覆うようにぶどうの枝が伸び、葉が茂り、その間から木漏れ日がさすぶどう畑もあれば、まるで海外のように垣根式で整然と並ぶぶどうの樹が並ぶ畑を見るのもまた壮観です。

ぶどう畑

畑の中を歩くには許可が必要かと思いますが、それでも周辺を散策できるワイナリーは少なくありません。冗談を抜きにして酸素濃度は都心の倍近くあるんじゃないかな?と思うほど。

そういう意味でも、実際に畑の中を歩くことで心身ともにリラックスできると思います。実際に畑を見て、その土地のワインを味わう。これはとても贅沢であり、美味しく飲むコツといえます!

テロワールとは?

木になったぶどう

ワインの味を表現するときによく、テロワールという言葉が出てきます。これは、そのワインが出来るまでに起こった全ての記憶だと僕は思っています。

ちょっと表現が抽象的になりましたが、テロワールをウィキ的な表現で言えば、フランス語で「土地」という言葉から派生した言葉で作物(ぶどう)の生育地の土の性質、状況、つまり風が強いか弱いか、日当たり、標高、気候、はたまた栽培技術を含めた土地特有の性格や特徴を示す言葉なのです。

ブドウ畑

今日もぶどう畑で仕事をしてきましたが、2017年今年のぶどうには今年の雨、風、太陽、そして僕たちの今日の努力までもが全て影響を受けた結果ワインになりボトルになりグラスに注がれ皆さんの五臓六腑に染み渡っていくという訳です。

要は、天候などは毎年違うので、同じ畑で同じ人が作っても、同じワインは毎年できるわけではないのです。

ぶどうを持った人

どの食べ物も全てにストーリーがあります。お酒、特にワインというものに関してあえて付け加えるのであれば、お水を一切使わずに畑で採れたぶどうを発酵させることにより出来るお酒なのです。本当に全てぶどうの果汁のみで作られているのです。

あなたの地元の近くのワイナリーにぜひ足を運び、その土地でしか味わうことのできないテロワールをぜひ味わってみてくださいね。

おわりに

ワインボトルとグラス

最後にフランスのことわざを1つ

「美味しいパンとご馳走、それにうまいワインがあれば医者いらず。」
引用:MELLOW

ワインが古くから健康に良い影響を与えることの証だと思います。きっと人生を豊かにするために人類はお酒を飲んでいるのでしょう。そうやって楽しむ食事やワインが、きっと私たちの美しさや心の健康にも繋がるのだと思います。

それでは、ぶどう畑でお待ちしています。

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